素敵すぎる体験をして、
まとめきれなかった。
帰り道、私は微熱のような感覚があり、でもそれが体調が悪いという類いのものではなくて、とにかく興奮していて脳みその許容範囲を越えていたからだと思う。
ガンコ山という場所へ行ったのだけれど、ガンコ山は千葉県にある。森を拠点に自然とつながるライフスタイルを教えてくれる場所でツリーハウスを造ったり、自給自足したり、山をきれいにして山菜を味わい、自然のものを食生活にしたり、エネルギーはすべて自然エネルギーで賄ったり、 自然の中でヨガを楽しんだりできる場所。
私が到着してからまずガンコ山のマスターが出してくれたのは、お茶。
彼はお茶のことを最初のアトラクションというので、「まぁここを楽しんでみてよ!」っていう気持ちが伝わってきて私は嬉しかった。
お茶は森からとってきた
黒文字をお茶にしたもの。
そのあとに森の中を案内してくれる。
木にも個性があることを教えてくれて、
日陰を好む木もあれば
日向を好む木もある。
木にも生き方がある。
どういう性格の木なのかそういったことまでマスターは理解している。
木の素晴らしさを教えてくれた。
は生きていく環境を自分で作り上げることができる。他から何かを必要とすることなく、この場所だけで完結して循環をし、そして何百年と先までそれが繰り返し続いていく。
輪廻転生の考え方はここからきていて、自然の中から東洋哲学の考え方が生まれたのであろうとマスターは言う。
西洋と東洋の考え方の違いもよく分かるし、とくに東洋的な思想が自然からきていると附に落ちて納得できたことはすごく嬉かった。
森を進んでは、
「ほら、食べてごらん」と
森の恵み「冬いちご」を食べさせてくれたり
また進んでは
「ほら、嗅いでごらん
何の香りだと思う?」
と枝を切って木の香りを嗅がせてくれる。
シナモンや、山椒や、肉桂…
五感で森を感じさせてくれる。
(いや、六感かな)
森を進みながら、私の心は静かになっていき、そして私の脳みそは興奮していた!
夕方は森の中でヨガをした。
これも本当に貴重な体験だった。
もう暗くてなにも見えない道をライトを照らして歩き、それぞれのデッキについたらライトを消してヨガをする。
聞こえるのは、森の音と感じるのは隣のマスターの気配。暗くて自分の足さえ見えない。
身体で感じていると思っていたことが、いかに感じている風だったということに驚いた。
得意なアサナもうまくできない。
人はいかに目に頼っているか目で見えるということが、どれぐらい自分の世界に影響を及ぼしているのか。
それを身体で知ることができるのは、ヨガをする上でも最も良い経験になった。ここに来なければ一生そんなこと分からずにいただろう。
森の中でマスターに
「見えないものを感じる力作るってことだな」
と、言われて
ヨガの先生から2週間前くらいに言われた言葉と全く一緒の言葉をもらった。
鳥肌!!!!
森の中で育ったしいたけを切って、豚汁を食べたり
森で取ったむかごと一緒にご飯を炊いてくれたり、
大きな鮭を焼いてくれたり
とても素敵な夕食の時間を過ごした。お酒を遅くまで飲んで、その場所の電気がバチンと切れるまでみんなで一緒にいた。
みんなを見ていたら、
みんなそれぞれ個性が全然違うのに調和しているように見えて、
違うってことが素晴らしいことにも気付いた。
とにかく、色々な体験が楽しくて
木のブランコやハンモック、森の中で昼寝、トラックの荷台に乗って買い物に行ったことも、森の木の間を綱渡りしたり、薪割りをしたり、ピザを作ったり、木登りしたり、ツリーハウス独り占めしたり、夜の美しい星を見たことも、椎の木のジグソーパズルを見上げたことも
全部素敵だった。
マスターの用意してくれていた次の日の朝食も美しくて感動したな。
夕飯の残りだけど、森の実が飾りでついていて
朝取ってきてくれただろう冬いちごが添えられていた。
危なく恋に落ちるところだった。(笑)
楽しい経験と共に、自然の中で生きる厳しさも感じていた。
単純に楽しいことだけじゃないし、危険なこともあるし、体力も必要だし、
限られた中で生きていくというのはたくさんの知恵とトレーニングが必要だと思った。
都会の良さも、自然の中で体験できる素晴らしいことも
色々な面を直接自分の目で見て感じられてよかった。
みんなを連れていきたいな。
是非ツリーハウスをBarにして、
映画を森の中で見る企画も暖かくなったらやりたい。
あぁ、また楽しみ!!
感謝!
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